暮らしのヒント

畳の表替え・裏返し・新調の違いとは

畳の表替え・裏返し・新調の違いとは

わたしたち日本人にとってとても馴染みの深い「畳」

■お盆期間や年末年始に家族・親戚が集まるときにはキレイにしたい

■ご自身の安らぐ癒しの空間を造りたい

■中古物件を売買される方、大改装される予定の方

など老若男女問わずオススメな和室のリフォーム。

畳は定期的なメンテナンスが必要となるものですが、その際によく耳にする「表替え」・「裏返し」・「新調」とはどういった違いがあるのでしょうか。

畳の種類について

はじめに畳は「畳床(たたみとこ)」「畳表(たたみおもて)」「畳縁(たたみべり)」の3つの部位に別れます。

この3つの部位はそれぞれサイズや種類が豊富にあり、それらによって金額が変動します。

「畳床(たたみとこ)」は畳の中身の芯となっているところのことを言います。昔は全て中身がワラでできており、圧縮させて使用されていましたが、今現在では大半のものが芯の部分にポリスチレンフォームや廃木などの木材を木質繊維に再生させて圧縮させたインシュレーションボードを使用することで軽量化させてお手入れをしやすくさせたり、防音効果やダニなどの発生を抑制させる効果があるようです。

また、畳床の厚みも年々建物のバリアフリー化に合わせて徐々に薄くなっています。

畳自体の大きさは住んでいる地域によってミリ単位で呼び方やサイズがかわってきます。

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表替え・裏返し・新調の違いとは

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畳をキレイにする方法にも大きく3つの手段があります。

■■「表 替 え」■■

表替えとは畳床はそのままで古くなった畳表と畳縁を剥がして新しいものに張り替えることをいいます。

大体の交換の目途は5~7年で服や靴下にイ草がつくようなったら取り替えるサインとなります。

■■「裏 返 し」■■

裏返しはこの名の通りですが、畳床と畳表はそのままですが、畳表を一度キレイに剥がして裏返して使用することで新品のような色合いになります。

交換の目安は表替えよりももちろん短く2~5年となっており、畳の表面がすり減って薄くなっていたり、畳の種類やシミなどによっては裏返しができないこともあるため注意が必要です。

■■「新 調」■■

新調もその名の通りですが、全てを新しくしてしまいます。

要望に合わせて畳の厚さや中身の素材など要望がかないやすく全てが新しくなるため、ダニなどのハウスダストが気になる方や和モダンのように雰囲気を変えるためにリフォームをお考えの方にはぜひともオススメです。

表替えと裏返しを繰り返し使用すると畳床が傷んでしまうため、全体的な寿命としては約10年とされています。

新しくして身も心も安らぎをあたえよう!

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新しいイ草には湿度を40%に調節し、よりよい生活環境を保とうとする役割があります。そのため、加湿器や換気がうまくされていない閉鎖された環境下で過ごしているとカビやダニが繁殖し、ハウスダストの原因となるため注意が必要です。

また、イ草独特の自然の香りはわたしたちの心をリラックスさせる効果や人体に悪い影響を及ぼす二酸化窒素やVOC(揮発性有機化合物)などを吸収して、お部屋の空気をキレイにする力を持っているため、心と身体ともに安らぎをあたえてくれます。


リフォームをお考えの際は一度和室のあり方を見直してみてはいかがでしょうか。

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