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吊戸棚の収納をフルで活用する4つの方法

吊戸棚の収納をフルで活用する4つの方法

キッチンの吊戸棚のちょうどいいサイズは主に調理されるかたに合わせるものなのですが、そのちょうどいい高さは人それぞれですよね。

今回はキッチンの吊戸棚についてシステムキッチンの例をふまえてご紹介いたします。

■背の低い私(※)のような場合

(※身長151cm+靴底3cm程)

身長が低く何するにも「届かない」という名の壁が出現する私のような場合、吊戸棚に物を置こうとなると小さな脚立に乗って作業をするような形になりとても効率が悪くなります。

・天井の平均の高さはおよそ240cm

・現在のシステムキッチンの吊戸棚の高さの標準は70cm

この状態で私が靴を履いた状態でお皿をしまおうとするとこうなります。

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(※腕が短いわけではありません。)

なので自宅では小さな脚立を常備しています。

今のシステムキッチンは吊戸棚のサイズが選べるようになっており、例えばクリナップの場合、50cm・60cm・70cm・90cmとサイズが選べるようになっています。

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20cmもサイズが変わるとラクに収納ができる事やその分の収納が増加します。

ただし、作業をしづらくなることや出窓や対面キッチンの開口部分に吊戸棚が飛び出してしまう場合には70cmのサイズのままで手動で降りてくる仕様にすることもできます。

『ムーブダウン吊戸棚』

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このサイズ変更は背の高いスレンダーな方にもいえます。

背の高いかただと調理をする際にかなり圧迫感を感じる方が多いのだとか。

その場合は逆に50cm・60cmと変えてしまうことで少しでも圧迫感を無くせそうですね。

また出窓や対面キッチンの部分のみ吊戸棚の高さを低くして、他を高くする...ということも出来るのがシステムキッチンのひとつの魅力ですね。

ただし、吊戸棚の高さが高くなるだけでは奥のものまでは見えませんし、上段の収納したものに関してはやはり脚立を用意しなければいけません。

そんなときにはボタンを押すと自動で吊戸棚分のスペースの収納や水切り台がおりてくるオプションもあります。

これを設置することでスペースを無駄なく使うことができます。

『プッシュムーブ』

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(※私が使うとこのような感じになります)

ここでの注意点としては、自動で降ろした際の開口寸法と天井の高さの関係でキッチンの水栓金具や浄水器に当たらないようにしなければいけませんのでご注意を。

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また『アイエリアボックス』は、吊戸棚には使用頻度の低い物をいれて、良く使用するキッチンペーパーや調味料などは別で収納したいという場合にのみサッと引き出せるようになっています。

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これもオプションで取り付けることができるので便利ですよね。

メーカーのシステムキッチンではこのようにひとつひとつオーダーメイドのように選択していき、作り上げていくようなイメージになります。

「こうなればいいのにな」というような不満をメモする癖をつけて、担当者へと伝え実際に測りながらご自身の身体に合った高さ・仕様に変えていきましょう。

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