ガスコンロが故障したときやキッチンをリフォームする際に今まで通りガスコンロにするのか、これからの事を考えてIHクッキングヒーターにすべきなのか迷われるかたはきっと多いはず...
ここではそれぞれのメリット・デメリットを紹介させていただきます。
■ガスコンロの場合
ガスコンロは火を着火することで加熱します。
調理器具を選ばず、すべてにおいて高温で調理することができるので、炒めものや中華料理など強火を必要とする料理には最適です。
またチャーハンなどあおりながら調理を行っても加熱することができるので、長年愛用されているご高齢のかたには使いやすいというご意見もあります。
ただし、火やガスを使用するため、火災の原因や稀にガス漏れなど安全性の面で小さなお子様からご高齢のかたまで注意が必要となります。
最近ではガラストップの天板にスリムなゴトクとお手入れがしやすくなってはいますが、やはり平らな天板のみのIHには劣ります。
■IHクッキングヒーターの場合
IHは磁力線の働きによって鍋底自体を発熱する仕組みで火を使わずに加熱することができるので安全性が高く、調理後は天板をサッと拭くだけでお手入れができるのでそういった面からもいま流行している理由のひとつです。
また熱の立ち上がりが非常に短く、手早く調理を行えることや自動的に温度を一定に保つ機能を備えているので、調理がラクになり手があく時間も増えるのでもう一品作ることができるかもしれないですね。
ただしIHの場合は、磁石がくっつくような鍋やフライパンなどの金属のみ発熱させて加熱させることができるため、調理器具の制限がかけられてしまいます。それにより、今までご愛用されていたアルミ製や土鍋などは使用できなくなってしまいます。
また規格サイズ(12~26cmの底が平らなもの)が決められているため、加熱にムラが生じてしまい、思うように調理を行うことが困難になる場合もあります。
ガスコンロとIHクッキングヒーターはどちらともメリット・デメリットがあります。
ここで重要となることは、ご家庭で一番調理をされるかたから見て...
■どういう目的で取り替えようと思ったのか
■調理に対してのこだわりは何か
■どのような機能がほしいのか、など
話し合った上で改めて比較し検討してみましょう。