ユニットバスの仕様を決める際に出てくる大きな問題...
それはユニットバスの壁の色です。
取り替えを行うと、また10年以上使用するので失敗はしたくないし、安い買い物でもない。家族みんなが疲れを癒すことの出来る場所にしたいですよね。
ユニットバスの壁は...
1.正面(鏡や水栓側の面)をアクセント(色・柄のあるもの)にする
2.正面と背面の2面をアクセントにする
(※メーカーによってできない場合もございます)
3.全面同色にする
以上の3点のような配色にすることが多く、1や2の場合は周囲の壁にホワイトなどアクセントを主張させるような膨張させる色味を持ってきます。
さまざまな自由の利くユニットバスだからこそ、ひとつ仕様を決めることでも一苦労。
そこで今回は色決めのポイントをご紹介いたします。
はじめに、色決めは「目的」に合わせて色を決めます。
そのなかでも大きく3つのポイントにしぼって説明します。
◆汚れが目立ちにくい「かしこ風呂」
◆友人から褒められる「ご自慢風呂」
◆"やった感"を出す「リフォーム風呂」
◆汚れが目立ちにくい「かしこ風呂」
毎日お手入れしていただくことが望ましいのですが、今後カビや髪の毛などの汚れの存在を「分かりにくくしたい」「カモフラージュしたい」というかたも少なくないと思います。
そんな時には飽きのこない無難な色、且つ、温かい色の淡い暖色系をアクセントとして選びましょう。
たとえば、アクセントに淡いベージュやピンクといったものを選択し、まわりの色にホワイトを設定することで2色とも膨張させる色なので汚れも目立ちにくく、また空間を広く感じることができます。
◆友人から褒められる「ご自慢風呂」
せっかくリフォームするのであればカッコよく、シックな雰囲気にしたいというかたにも対応できるのがユニットバス。しっかりと配色をしてあげることで同じ価格帯でもガラリと雰囲気が変わってしまいます。
全面に暗い色の天然石調のものを選び、カウンターや浴槽の側面のエプロン、床などを黒に選択することによって統一感が生まれ、とてもシックなイメージになります。
ただし、全面アクセント色のパネルを使用すると金額も高くなります。
そんなにコストをかけずにシックにさせたいという場合には、アクセントのパネルは全面同色と同様に暗い色の天然石調のものを選び、周辺のパネルもホワイトではなく淡い紫やグレーなどを選択する事によって、全面より主張され過ぎず落ち着いた雰囲気になります。また、こちらも全面同色の場合と同様にカウンターやエプロン、床などを黒に選択させるとよいでしょう。
ここでのポイントは浴槽の色はブラックではなくホワイトを選ぶと上級者のよりシックな雰囲気を演出することができます。
◆"やった感"を出す「リフォーム風呂」
安い買い物でもないし、これだけお金かけてリフォームするのであれば、リフォームを"やった感"出したいかたもいらっしゃるかと思います。
そのような場合はまえのポイントを気にせずにご家族で気に入った色味を選択されることです。はっきりとした柄や色は「飽きやすい」とも言われますが、アクセントとして使用することによってしつこくは感じられません。
ましてやご家族で楽しみながら決めた色であれば、思い出も一緒に一生残すことができます。
以上の3つのポイントにしぼってご説明させていただきましたが、まずは「コスト面」からアクセントにするのか・全面同色にするのかを決め、どんな浴室にしたいのかイメージすることが重要です。
各メーカーのショールームには多数のユニットバスがさまざまな大きさ・色・柄で展示してあり、ご自身が選択された配色を小さなユニットバスで組み合わせて作ってみることができ、カタログとはまた違う雰囲気に感じられるかもしれません。
ぜひユニットバスをご検討のお客様はメーカーのショールームへご家族でご来館していただき、実際に体感してみましょう!