みなさん、「ヒートショック」という言葉をご存じですか?
ヒートショックとは温度の急な変化によって、血圧が上下に大きく変動することによって起きる突然死などの健康障害のことをいいます。
寒い脱衣所で衣服を脱ぐことにより急激な血圧の上昇となり、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす原因となります。それに加えて、浴槽の暖かい湯船につかることで血管が拡張し、急激な血圧の低下により失神を引き起こし、溺れてなくなるケースが入浴中急死の典型例です。
そしてその入浴中の心肺機能停止者数は1年のうち12月、1月が飛び抜けて多く最も少ない8月に比べると11倍とこの数字は交通事故死亡者数よりも多いという驚きの結果があがっています。
では、どのように対策としていくとよいのでしょうか。
それはとてもかんたんに出来ることでした。
◆ユニットバスの断熱機能の利用
◆浴室、洗面室に暖房機能を備え付ける
◆ユニットバスの断熱機能の利用
ユニットバスは浴槽・浴槽のふたのみならず、床・壁・天井までもすべて断熱材で包み込むことができるので断熱効果には最適です。(※各メーカーによって異なります)
※写真はイメージです。
たとえばTOTOさんの場合...
浴槽には2種類の断熱材と浴槽専用のフタにも断熱材が含まれている「魔法びん浴槽」の場合、4時間後の温度低下をなんと2.5℃以内に抑えるので、お子さんとお母さんの入浴からお仕事で疲れたお父さんの入浴までずっと温かいまま。
またユニットバスの形状は「浴室」という空間に「箱」が組み立ているため壁が二重になっています。ですから、直接外気の寒さを受けることなく、壁と壁の間には空気の層があるため、温かい状態を維持することができるので寒さを感じずに安心して身体を洗ったりすることができますね。
◆浴室、洗面室に暖房機能を備え付ける
断熱材だけでなく不快な思いをせずに安心して生活するためにオススメなこと、それは浴室暖房機を断熱材だけでなく不快な思いをせずに安心して生活するためにオススメなこと、それは浴室暖房機を入浴前に起動させ、あらかじめ温めておくことです。すると浴槽にすぐ浸からずとも温かくゆっくり頭や身体を洗うことができます。
またこんな商品もあります。
TOTOのユニットバスのオプション品として「洗面所暖房機」もあり、脱衣所全体から温めることでより温度変化をなくすことができるので安心、且つ、快適に過ごすことができます。もちろん、朝方に洗面所暖房を付けることで朝から温かく過ごすことのできるので大活躍しそうですね。
決してご高齢者のみに起こり得る現象ではありません。
「少し贅沢なのでは...」と思われるかたもいらっしゃるかもしれませんが、ユニットバスへお取替えされるだけでも断熱効果は明らかです。
ぜひこの機会に安心して「ホッ」とひといきつけるような楽しみをお風呂に作ってみてはいかがでしょうか。